リュウセイズム

シンガーソングライター・二胡奏者 柳 静(りゅう・せい)の活動報告

正直に言おう、今、泥のようにもがいている

今日はグッドマンでライブ。対バンは久保(T.Sax.Cl)+小野(Tp)Duo。


実を言うと今日はとても緊張していた。


先月
『これ以上ひどくなったらお客さんの前で演奏しないほうがいい』
と言われたからだ。


ライヴの前々日には頭蓋骨を締め付けるような頭痛が
ライヴの前日には指が震えて包丁使うのが危なかった。
そしてライヴの日は来た。


フルートやガラスの篠笛を演奏するEmyuさんがお客さんとしてきてくれた!
とても嬉しかったし心強かった。


こうなったら『楽しかった』って言って帰ってくれる音を提供しなくては!
お客さんにちゃんとしたものを聞かせるにはこれしかない!


結局歌ものは歌わないことにして
即興曲だけやる構成にした。

1,3stageは久保さん+小野さんDuo

静かな音から始まる
まるで風の音のように
テナーサックスとトランペットの演奏で
こんなに静かな演奏は初めて聴いた。


3stageに久保さんがクラリネットに持ち替え演奏
これも風のような静かな音。
3stageの後半15分間、ゲストのCelloの人が入る。
静かなarcoで入り、ゆったりした演奏だった。

2,4stageは柳静枝

始めはピアノの即興演奏でスタート
自分がどこまでできるのか実験的な音を出すように心がけた。


2曲目にVoiceも混ぜてみたがピアノを弾きながら歌うことができた。
コードも歌詞も無いなら弾き語りも平気らしい。


後半は二胡の演奏。
二胡の鳴りは良くなっていく。
しかし道がうまく歌えなかったのには参った。


心のどこかでに決まったモノを歌うことに対して
「私は下手なんだから失敗しなくてはならない」
と思っているのかもしれない
とも思った。


4stageの前半は
二胡でWillow in the stormを演奏し、その後即興。
そしてpf即興演奏のタイトルはオレンジ


ハロウィーンの町並み、フリーマーケットで買ったアルバム
いろんなことを思いだした。


最後も定番の『てんしのなみだ』は歌わず
ピアノの即興で終わった。


Emyuさんはとてもすばらしいと
英語で今日の演奏の感想を話してくれた。
21日にはEmyuさんと一緒に演奏するんだ
二胡の腕をもっと磨いておかなくては。


マスターは演奏に対して何も言わなかった。
いい方にとらえておこう。
グッドマンを出たら肩の荷が一気に下りて眠くなってきた。