リュウセイズム

シンガーソングライター・二胡奏者 柳 静(りゅう・せい)の活動報告

即興音楽の先にあるもの

今日はグッドマンでライブ。犬狼都市のゲスト対バンはWINDSYNC。

出演者の楽器の数が多いからか
リハの段階から満員御礼。

ライヴの時の出演者は飲めるドリンクが決まっている。
今日はゲストだから自由に頼もうと決意していたので
マスターにウォッカライムのソーダ割りを作ってもらった。
#このカクテル、なんて名前?

WINDSYNCの小野さんに子が授かったという話で盛り上がる。
みんなから
「おめでとう!これで少子化問題に貢献したね」
と妙な祝福を受けていた。

1,3stageはWINDSYNC。

最初フルートのDuoから始まり
徐々に部品が減っていき
最後はフルートの吹き口のみで音を出す。
楽器の原点のような音の掛け合いが響いていた。
その他にもガラスフルートやら龍笛やら
めずらしい横笛のオンパレード。
原始的なのに現代的。不思議な感じ。


3stageには小野さんがサックスを持ち出す
さのともさんと廃人餓号さんがゲストに入り
Voiceと笛の爆音ライヴが始まった!

うがいサックスは時事ネタだったのだろうか…

2,4stageは犬狼都市(キュノポリス)

2stageは鎌田さん(マスター)にらさわさん方波見(かたばみ)さんの3人。
韮沢さんはKAOSS PADに糸のこを接続し
竹ひごやたわしでこすって音を出す。

それに合わせて鎌田さんのサックスが自由に演奏
方波見さんがいろんな打楽器を自由に叩く。

自由な音 を感じた。

4stageの前半15分間、柳がゲストとして入る。

演奏前、にらさわさんからクリップマイクを借りて二胡のあちこちに挟んででみる。
挟みどころが少なくて、結局二胡の棹にクリップマイクを挟むことで落ち着いた。
マイクをKAOSS PADに接続。
にらさわさんにはパッドをぐりぐり操作してもらった。

一つの楽器弾くのに二人掛かり、という試み。
KORGだってこんな使い方されるとは想像もしていなかっただろう。

エフェクターをかけながら二胡を弾くことがないので
私に取ってはおもしろいことばかり。
知ってる音を全部出していろいろ実験していた。
不安定な滑音もそう言う味なんだ!と開き直ることができる
なんて恐ろしい…
さらににらさわさんが
にらさわさん曰く二胡が二個あるみたいだったと言っていた。

マスターも方波見さんも別の音を出す度に
サッと合わせてくれるからとても演奏しやすかった
さすがベテラン!
後の15分はギターの細田さんと交代。
ギターのピックアップに割り箸を挟み演奏していた。

楽器のセッティングも弾き方も発想も何もかもが自由。
究極の即興音楽は実験音楽の結果なのかもと思わせるライブだった。