グッドマン、初めての挑戦

いつも緊張してるけど今日はさらに緊張していた。
いつも『わかりやすい曲』をセレクトしていたのをやめ
いっぺん自分の感情と音に忠実にに演奏しようとおもったから。

お客さん、ついてきてくれるかなぁ…
お客さんは私に何を求めているのかなぁ…
いろんな思いを巡らせながらグッドマンのドアを開けた。

短くぱっぱっと切る音を出す晶さんと
伸びやかに弓でWoodBassを弾く竹嶋さんの音が
正反対の音なのに調和している。

ピアノの上に置かれた不思議な打楽器が
鉄琴のような、いや鉄琴より澄んだ音を出していた。

後半は激しめの演奏。
ゲストでギターの人が入り
激しさが増す。

柳は各所で予告した通り、即興メインにした。
2曲目は声を混ぜて民族音楽風に弾いてみた。

後半、
二胡でWillow in the storm　と賽馬(さいま)を演奏し
『Freedom』とタイトルを付けた即興で
もう一度、金田さんを思い浮かべながら演奏した。
気付いたら指がとてもジンジンする。

この数年、最後の曲だった『てんしのなみだ』を封印し
ピアノの即興曲を最後にした。

声も出るし音の粒も明らかに違う。
演奏していていままで苦しんでいた憑き物がとれた感じがした。

翌日は指が紫になっていてビックリ！
ギターじゃあるまいし…

リハーサルの時、竹嶋さんから来年一月にDuoやりませんかと言ってくれた
もちろんOKした。

リュウセイズム